誰が前を歩くのか?

デートコース

皆さん、こんにちは。結婚相談所 HAPPYの根岸係長です。

女性とのお付き合いに慣れていない男性がデートをするのは不安ですし、どのように振舞ってよいか分からず、あたふたしてしまうのは自然な事です。

どこか駅近の目立つ場所で待ち合わせをして、さてデートスタートですというところで、お店に入るタイミングで、

「あれ、今って自分が先に行った方が良いのかな? それとも彼女を先に入れた方が丁寧なのかな?

う~ん。わかんない。  ・・・えーい。横並びか!」

みたいな事ってあると思います。でも出来たら堂々と振舞えたら良いなと思いますよね。

生きるということは瞬間々々が決断の連続です。直ぐに決断ができる人とあたふたしてしまう人との差はどこにあるのでしょうか。慣れもあるでしょう。しかし、全ての人にとって初めての時はあるはずです。初めての時にあたふたしないにはどうしたら良いでしょう。

“心の準備“

ではないでしょうか。

Victory loves preparation.

私の好きなメカニックという映画に出てくるこの言葉が私は好きです。

本日は長いので何個かに分けますが、デート中のエスコートの仕方に関して、全部で3つのテーマに関して書いていきたいと思います。

①誰が前を歩くのか?

②彼女の椅子を引くか引かないか?

③支払いはいつすれば良いのか?

では、こちらブログでは①の“誰が前を歩くのか?”に関してご説明させていただきます。

エスコートの基本は彼女を壊れやすい大切な物(100万円の絹豆腐)として扱う事が基本であることは以前の記事で紹介させていただきました。誰が前を歩くのかという問題に関しても、この原則通りです。しかし、解釈の仕方を間違えると大惨事になりますので一緒にシミュレーションしてみましょう。

・待ち合わせ場所で会って、歩き出すとき

・レストランに入る時

・レストランの受付に名前を告げ、席に案内される時

・食べ終わって出口に向かって歩き出すとき

・レストランから出るとき

さてさて、デートにはいろんな場面がありますよね。慣れていない時は自分が先導した方が良いのか、「お先にどうぞ」と彼女に先を譲った方が丁寧なのか、分からなくてドギマギしてしまう場面ってありますよね。

原則的には男性が先なのではないかと思いつつも、彼女が紹介したお店の場合だったら同じなのかとか、いろいろ考慮する必要があり答えは「前」と「後」の2択ではありますが、正しい答えを出すのは容易でありません。

では答えです。

自分が選んだお店の時

・待ち合わせ場所で会って、歩き出すとき→「前」

・レストランに入る時→「後」

・レストランで名前を告げ、席に案内される時→「前」

・食べ終わって出口に向かって歩き出すとき→「前」

・レストランから出るとき→「前」

彼女が選んだお店の時

・待ち合わせ場所で会って、歩き出すとき→「前」

・レストランに入る時→「後」

・レストランで名前を告げ、席に案内される時→「後」

・食べ終わって出口に向かって歩き出すとき→「後」

・レストランから出るとき→「前」

え、とっちが選んだかで違うの??

場面によっても違うの??

違います。でもこの答えを全て覚えるのは大変ですし、覚えても応用が利きません。結果を覚えることよりも、考え方を理解することが大事だと思います。

私は20代の頃から接待することを仕事としてきて、沢山の上司や先輩方からエスコートの仕方を叩き込まれてきました。いろんな方のお話を聞いていると、皆さん少しずつ考え方が違います。その中で、私の中でしっくり来た考え方はこの2つの公式です。

公式1:「よりその場に詳しい方(ホスト)が前を歩く」

公式2:「安全な場所には先にゲスト(彼女)を入れる」

まず公式1についてです。いつでも男性側が前を歩くという考えの方もいると思います。しかし、私は経験的これでは不自然になる場面がどうしてもあると思うようになりました。そこで私はある時から、ホストとゲストという考えをすることにしました。ホストは基本的にはその場所を提案した側。つまりその場所を相手よりも知っていて慣れている側です。より詳しい方がどちらに進めば良いかの判断が容易なので男女の問題ではなく、ホストが先導して歩く道を決めます。どちらがホストでどちらがゲストであるかは、その場がどちらにとってのコンフォートゾーンであるかで判断します。コンフォートゾーンというのは、その人にとって慣れた場所で安心していられる場所という意味です。その場所をより強くコンフォートゾーン(落ち着く場所)と感じている方がホストであり、その場をリードすることができるはずだと考えます。いつでも自分が先と思っていると、例えば極端な例では彼女の実家に挨拶に行ったとき、彼女の友達もいて彼女が良く行くテーマパークやカフェに行ったとき、自分が先に歩くと思っているとどうしても不自然になります。そういう場合は力を抜いて、彼女にリードしてもらうつもりでいる方が自然ですし、リードしてもらう方がこの場面での正しいエスコートの仕方だと思います。

しかし、デートの場所というのは通常男性側が指定することを期待する女性が多いと思いますし、彼女がここに行ってみたと言っても、彼女自身も初めてとか、数回しか言ったことがないということもあるでしょう。そういう時は例外なく男性側がホストです。最初の方のデートでは、自分も彼女も初めてのところに行くことが多いと思います。下準備をするなどして、その場が自分にとってもコンフォートゾーンと感じられる状態にしてデートに望むことが肝心です。自信をもって歩いてください。

次に公式2です。ここでいう安全な場所というのは、基本的には「店の中」を意味します。真冬の夜に寒い外から温かいレストランに入るタイミングをイメージしてみて下さい。程度の差こそあれ、より室内の方が快適なので、それが安全な場所に当たります。だからお店に入るときには、それまで自分が前を歩いていても、ドアを通過するときには彼女を先に通し、入った後でお店の中で彼女を抜き返します。もしボーイのいる店であればボーイがドアを開けてくれると思いますが、いない場合は自分が先に行ってドアを開け、ドアを持った状態で彼女を店に入れてからドアを閉めます。その後、彼女を抜いて彼女の前を歩きます。公式1と公式2の結果が逆になった時は公式2が優先します。

さて、先ほどの例を一つ一つ見ていきましょう。赤字で解説を入れていきます。

自分が選んだお店の時

・待ち合わせ場所で会って、歩き出すとき→「前」

コンフォートゾーンでは(ホストの時は)より安全な場所が現れるまでは自分が前です

・レストランに入る時→「後」

 安全な場所が出てきたので彼女を先に入れます。

・レストランで名前を告げ、席に案内される時→「前」

 コンフォートゾーンでは自分が前に出てリードします。

ここで彼女の椅子を引くかという(大変に難しい)問題がありますが、長くなるので別のブログで別途説明します

・食べ終わって出口に向かって歩き出すとき→「前」

 コンフォートゾーンでは自分が前に出てリードします。

・レストランから出るとき→「前」

 安全な場所から危険な場所に出るときは自分が先です。

彼女が選んだお店の時

・待ち合わせ場所で会って、歩き出すとき→「前」

コンフォートゾーンでは(ホストの時は)より安全な場所が現れるまでは自分が前です。外は基本的にはいつでもあなたのコンフォートゾーンであると考えて下さい。しかし、会場に近づいて彼女のコンフォートゾーンに入ったと思った時(例えばレストランの入っているビルに入った等)にはあなたが「後」になっても構いません。

・レストランに入る時→「後」

安全な場所が出てきたので彼女を先に入れます。

・レストランで名前を告げ、席に案内される時→「後」

彼女のコンフォートゾーンでは彼女を前に出してリードしてもらいます。※こちも彼女の椅子をあなたが引く場合はあなたが先の方が良いかもしれない例外になり得ますが、結論的にはこの場合、私は彼女の椅子は引きません。ここは②のテーマのところで説明します。

・食べ終わって出口に向かって歩き出すとき→「後」

彼女のコンフォートゾーンでは彼女を前に出してリードしてもらいます。しかし、テーブルチェックではない場合は例外としてあなたが先に歩いた方が良い場面もあります。

・レストランから出るとき→「前」

公式2は公式1に優先します。外が彼女のコンフォートゾーンであっても安全な場所からの離脱時にはあながた先に外に出ます。

曖昧な部分もありますが、公式2はいつでも優先として、自分がホストであるかゲストであるかは、ここが彼女のコンフォートゾーンであるかどうかで判断します。ここは極めてあいまいですが、店の格と雰囲気と彼女の表情で“総合的に”判断します。

結婚相談所HAPPYでは、ご希望があれば根岸係長がデモデートにお付き合い致します。一緒にデートコースを考えて、それぞれの場面で何をすれば良いか。指さし確認していいます。ご希望があればお気軽にお声がけください。

コメント