借金男とケーキ入刀

女性向け記事

皆さん、こんにちは。結婚相談所 HAPPYの根岸係長です。

私が若い頃の職場の先輩で、大量の借金を抱えているのをお相手に隠した状態で結婚された方がいました。本日は私が若い頃にその先輩が語ってくれたこの話の顛末についてご紹介したいと思います。

さて、その先輩若い頃にカードローンで豪遊してしまって結婚する前に大量の借金を抱えてしまいました。カードローンの返済資金がないと、新たな別のカードローンを組んで返済し、気付けばカードが数十枚に。もう新規で加入するカードが見つけられない状態にまで陥ったそうです。そんな時に現れたのがこの方の奥様で、この女性を大好きになりどうしても結婚したいと思ったのだそうです。でも、こんな借金まみれの男と誰も結婚なんてしてくれませんよね。だから、この女性には借金まみれであることは黙ったままプロポーズし、OKの返事をもらったのでした。

しかし、結婚後にどうしても首が回らなくなり、あえなく離婚・・・

かと思いきや、この話を伺ったとき、奥さま間もお子さんもいました。そして、仕事よりも家族が一番大事と公言し、家庭は幸せに包まれており、しかも仕事の方でも部長確実と皆が認める中堅世代のエースでした。この先輩にいったい何があったのでしょうか。

結婚後にカードローンの返済がついに滞る直前のタイミングでその先輩は離婚覚悟で奥様に全てを打ち明けたそうです。そうしたら奥様はこうおっしゃったそうです。

「私も協力するから二人で一緒に返していこう。」

それから借金の全様を奥様に打ち明け、二人で長期の返済計画を作成。倹約に倹約を重ねる毎日が始まったそうです。考えた作戦は、とにかく地道に1つ1つローンしているカードの数を減らしていくことだそうで、1つのカードの残高がゼロになると、もう二度とそのカードは使わないという覚悟の印として、二人で一緒に同じハサミを持ってそのカードにハサミを入れるのだそうです。まさに結婚式の時のケーキ入刀のような儀式です。最後のカードにハサミを入れた時、二人は抱き合って涙をこぼしたそうです。

それからこの先輩は本当に奥様への感謝を忘れず、仕事にも一生懸命取組む理想的な旦那になったとご本人が仰っていました(ここは本当かどうか分かりませんが・・・)。しかし、この先輩が借金の返済が出来たのは元々ぶっちぎりで仕事が出来て稼いでいる人であったということは申し添えて置きます。

婚活をしていても、自分の理想を全て兼ね備えた人というのはそう簡単には見つけられないものです。しかし、好きになれる点を持っていて問題を抱えていたとしても、その問題のいくつかを自分の助けで解決できることが出来たとしたらどうでしょうか。全てを兼ね備えた人を探しても、それは他の同性にとっても魅力的な人です。だから、自分を選んでくれる可能性は低いですよね。逆に自分の手助けで解決できる問題を抱えた人というのは、他の同性には魅力的でない人ということになりますから競争環境はあなたにとって有利ということになります。

自分がオシャレに自信があって、相手にファッションセンスがないのであれば、結婚後もあなたがずっと服を選んであげれば良いですし、自分は家計管理に自信があって、相手がお金に対してだらしなければ、家計はあなたが担当すれば旦那さんも喜ぶかもしれません。だから、良い人を探すより、自分が良くできそうな人を探す方が運命の人に出会うには近道なのではないでしょうか。

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