生活力とトキメキ

女性向け記事

こんにちは。結婚相談所 HAPPYの根岸係長です。

結婚相談所で婚活をされる際、比較的早く相手を見つけられる人と時間がかかってしまう人の差は何でしょうか。いわずもがなですが、自分を選んでくれるような異性のレベルと自分も目線が合っているかどうかです。この両者が合っている人は入って早々相手を見つけられるし、会っていない人はどれだけ時間をかけても運命の人が現れないということになりがちだと思います。

入って何カ月も相手が見つからない場合は、なんらかの妥協が必要だと考えるべき時が来るかもしれません。でも、自分の中で納得できない人と結婚するくらいなら、むしろ一生独身でいる方がましと思われるかもしれません。私は否定しません。確かに好きでもない人と結婚するなんて想像するだけでも恐ろしいですよね。だから好きになれない人とは結婚しない方が良いという意見には私も賛成です。では、本当に時間がかかる人は本当に結婚しない方が良いのでしょうか。自分の中でそう結論づける前に一度考えてみて欲しいことがあります。

自分の中でどうしてもパートナーに求めたい点と、一生結婚しないくらいならこれは目をつぶれるかなという点をしっかり区分けして欲しいのです。出来れば紙に書き出すことをお勧めします。紙に書き出すことによって自分の中で心の整理がつくと思います。

女性の場合、生活力を求めるか、あるいはトキメキを求めるかが一つ重要な軸になると思います。

①スゴイ金持ちだけど、見た目や性格が受け付けない

②結婚相手としては難しいけど、どうしてもトキメキいちゃう。この人のことを考えずにはいられない。

あなたなら、どちらを取りますか。どちらも欲しいが本音ですよね。でも両方を兼ね備えた異性は競争が激しいので、ずっと両方を求めてしまうことが、なかなか相手が見つからない原因かもしれません。

私は婚活をする際、このいずれを重視するかを自分の中に明確に決めておいた方が良いと思います。どちらを重視するかを決めていないと、相手と話している時に、「本当にこの人で良いのかな?」とか「良いところもあるけど、本当にこの人と夫婦になれるのかな?」とか、どうしても相手のネガティブな部分に意識が集中してしまうし、相手を選ぶスタンスでデートの時間を過ごすことになります。そういうのって相手に伝わりますよね。それが、もうこの部分に関しては目をつぶると覚悟が決まっていると、相手との将来を真剣に考えようという気持ちになるし、それって相手に伝わるので、相手にも好印象になります

それでもどうしても決められないという人のために、読書感想文を書かれることをおすゝめします。以下の二つの小説を読んで、自分がどう感じたか感想文を書かれてみてはいかがでしょうか。そうです。小学生の時のように読書感想文を書くのです。課題図書はこちらです。

①の典型的な例としてジェインオースティンの「高慢と偏見」をご紹介します。英国の貴族社会の結婚で何より重要なのは結婚相手がどれだけの資産を持っているかです。現在の日本にも一部には残っていると思いますが、多くの人にとってはあまり馴染みがなく嫌悪感すら覚える典型的な例だと思います。

②の典型的な例としては村上春樹の「1Q84」をご紹介します。驚くほど衝動的なトキメキが時空を超えて二人を結ぶファンタジーです。生活力など1mmも考慮しない二人の決断が逆の意味で現代を生きる日本人には刺激的です。

どちらも少し分量はありますが、非常に読みやすいので読みだせばスラスラと読めてしまうと思います。読むだけでも考えさせられますし、自分がこの2つの物語のどこに共感し、どこに嫌悪感を覚えるのか是非書き出してみて下さい。きっと自分の価値観の整理に役立つと思います。

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