デブにとっての清潔感

身だしなみのノウハウ

女性が男性に求めるものとして良く上げられるものに“清潔感”というものがありますよね。私も若い時に長らく誤解してきたのですが、“清潔感”という言葉ですが、男女でものすごくギャップがある言葉だと思います。

男は清潔感と言われると、清潔であることと思ってしまいがちです。ちゃんと毎日お風呂に入って体を洗って汗臭い状態にしていないこと、服をちゃんと洗濯してズボラな状態にないこと、あるいはシーツもこまめに洗濯したり、布団を干したりということも想像します。これは男は学生時代にそうでない生活に陥ってしまい、そのことについて負い目があるからだと思うんです。運動部に所属していると常に泥んこ・汗だくで、部活の仲間の溜まり場である部室の何とも言えない酸っぱいにおいが男が想像する清潔感の無い状態です。また大学で独り暮らしをした人は、大学4年間で数えるくらいしか布団を干さない人も沢山いますし、ひどい人になると服とコンビニ弁当の皿が一体となって床に散乱しているのではないでしょうか。多くの男が不潔な状態で若い時間を過ごします。本人もそれを望ましい状態とは思っておらず、どこかでこの状態から抜け出さなければならないと内心は思っています。だから清潔感と聞くと、その反対の状態を想像するようになります。文字通り男子にとっての“清潔感”とは“清潔である”ことに他ならないのです。

しかし、ある時気付いたんです。女子の言う清潔感って本当に清潔なことなのかなって。結論を申し上げますと、女子にとっての“清潔感”というのは“清潔である”とこととは何の関係もありません。しっかり覚えてください。女子にとっての清潔“感“は”清潔”とは何の関係もありません。女子にとっての清潔感はなんというか“清潔そう”、“小ぎれいそう”なことです。考えて欲しいのですが、リスとネズミってよく見ると、ものすごく似てますよね。しっぽに毛が生えているかどうかの違いです。でもリスはきれいそうだし、ネズミは不潔そうに見えますよね。では石鹸でピッカピカに体を洗ったドブねずみと、一度も体を洗ったことのない野生のリスがいるとします。女子が“清潔感”があると感じるのはどちらだと思いますか。男子諸君にとっては非常い残念なお知らせですが、一度も体を洗ったことのないリスなんです。なぜなら清潔“そう”だから。もっというなら女子のいう“清潔感”は“おしゃれにしてること”、“おしゃれに気を使っていること”と表現すると男性のイメージに合うのではないかと思います。

では、どうやったら男子は女子の求める“清潔感“を身に着けることが出来るでしょうか。男子の皆さんには良いお知らせです。男子に求めることをオシャレなことではなくて、わざわざ清潔感と表現するのは、”女性はオシャレなことまでは求めていない“ことを意味しています。では、”おしゃれに気を使っていること“=”清潔感“とは何でしょうか。誤解を恐れずに言えば、”サイズが合った服を着ること“だと思います。特に太った人はそうです。私みたいなずんぐりした体形の人って、なかなか自分に合うサイズを見つけるのが大変なんですね。Lだと袖や丈が長すぎて弟がお兄ちゃんの服を借りて着ているみたいになっちゃいますし、逆にMだとお腹周りがピチピチしちゃう。だからちょうど良いサイズを見つけるのが、なかなか難しいんです。この、サイズが合っているというのが見た目上は一番大事で、色が自分に合っているだとか、季節感があっているといった問題もありますけど、ここでつまずくと0点になってしまうくらい重要な問題です。また、解決するのが一番難しい点でもあります。一番頼りになる店員さんも自分の勤めているブランドだと、その人に合うサイズの服って中々ないので多少サイズが合ってないと思っても売ろうとしてきます。だから、サイズが合ってるかどうかの判断は店員さんに任せてはダメで、自分でしないといけません。

清潔感の話に戻りますが、一番大事なのはサイズの合った服を着ることでした。これはブランドや服を探す努力を要しますので、準備期間が必要です。だから何よりここに時間をかけてください。ただ、サイズが合っているだけでは60点くらいで、あとの30点とか40点は、季節感があっているとか、そもそも自分に似合っているとか、他のパーツとの組み合わせが会っているとかいう問題があります。しかし、これを解決するのは簡単です。同じ人に上から下までコーディネートしてもらって、丸ごと買えばいいのです。あと必ず今シーズンに買ったものを着てください。また初めてのデートとかお見合いの前は、必ず1週間以内にヘアサロンに行ってください。大事なのが髪だけでなく、眉毛の処理もプロにお任せしてください。鼻毛はさすがに自分で処理してくださいね。

いろいろ言いましたが、サイズ以外は全てお金で解決できます。でもサイズだけは自分で苦労して自分に合うブランドを探す努力が必要です。最後にもう一度言います。“デブにとっての清潔感”=“サイズが合った服を着ること“です。

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